「かくきくこと」 ~湯浅学・連続講義 音楽を聴き、言葉を読む~

開催日時/2011年11月18日(金)
場所/原宿Vacant 1F
ゲスト/直枝政広(カーネーション)
特記/来場された方に講義概要(レジュメ)と参考音源(CDR)を配布します
このイベントは、湯浅学の音楽批評集『音楽が降りてくる』(河出書房新社)を教科書にした連続講義です。いや、教科書というほどのものではないかもしれません。教科書には定説と定理があり、基本が述べてありますが、この本はそういうものではないからです。
この本には洋楽もあれば邦楽もあり、誰もが知っているメジャーなアーティストを書いた文章がある一方で、アンダーグラウンドな音楽も扱っています。「日本ロック論争」にはじまり、去年のディラン来日公演の記事で終わる『音楽が降りてくる』は、その意味で、広い間口をもった教科書的な構えをしているといえるかもしれません。
あとがきに記した通りこれは、著者の「音楽に生かされている業で暮らしいる」この十年あまりの業の集積であり、そこには音楽を「聴き」「考え」「記す」という音楽批評にまつわる一連の流れを、そのつど何もない場所から立ち上げる独自の文章の胆力があります。
今回の連続講義では、この業(ゴウ)とも業(ワザ)ともいえるものを、芸として噛みしめ、その大元にある音楽的思考をひもとくことで、昨日までの音楽の聴き方が変わるような体験を、ご来場いただいた方々とゼロから作り出すことを目的にしています。その意味でこれは教科書をもとにした講義というよりライヴに近いかもしれません。
講義にはミュージシャンや批評家からさまざまなひとまで、毎回ゲストを招きいっしょに話します。会場でしか配られない資料と音源もご用意します。
みなさんのご来場を心よりお待ちしております。
松村正人(湯浅湾/ベーシスト)